「西新」は福岡市西部の早良区に位置し、地下鉄で一駅隣の「藤崎」と共に西部の副都心を形成しています。江戸時代、現在の中央区今川付近が「西町」と呼ばれていたのに対し、樋井川以西を「新西町」と呼んだことに由来され、これがいつしか逆転して「西新」という地名になりました。
「西新商店街」は、樋井川から藤崎の交差点まで続く約1.5kmほどの長い通り。ここは江戸時代に、豊前の小倉から、博多を通り唐津へと向かう「唐津街道」が通っていたその中間地点でもあります。西新駅周辺から藤崎駅までの商店街を総称し、「西新商店街」といいます。「リヤカー部隊」で有名な西新中央商店街を始め、勝鷹水神通り商店街、ハトヤ新道商店街、はとや通り商店街、西新名店街、B-dish、中西商店街の7つの商店街を西新商店街連合会として組織し、280程のお店からできています。
多くの商店街が「シャッター商店街」と呼ばれる中、全国的に見ても空き店舗率が少なく、活気あるお店と人々で賑わいをみせています。周辺には、県立修猷館高等学校や西南学院(中・高・大)などがあり、学生街として若者も行き交っています。また、文教地区であることや、住みやすさから転勤族向けのマンションも多く「転勤族の街」とも呼ばれています。何代にも渡りこの地に住み続けている人と新しくやってくる人。様々な人々がこの街で出会い、多くの繋がりを作っています。
ここの名物と言えば「リヤカー部隊」です。全国的にも有名で、リヤカーに生鮮や自家製漬物、四季折々の魚介類や野菜などの食材を載せて販売しています。多い日には、10数台のリヤカーが歩行者天国になっている商店街の通りに並ぶ西新らしいところが見れます。安さも魅力的ですが、売り手のおばちゃん達とのやりとりが何とも楽しいものです。
中央商店街に入ってスグ右手に現れる赤い鳥居。こちらは、2003年に建立された「勝鷹水神」という神社です。元々ここには井戸があり、商店街の人にとって欠かせない存在でした。その井戸を埋める時に水神様へ感謝の気持ちと、これからの商店街の防災、さらなる商売繁盛、そして地域と共に歩むソフトバンクホークス必勝への想いを込めて作らています。選手や監督のサインボールが祀られ、毎年球団関係者と共に必勝祈願祭を行っています。ここを入口として入っていく通りが「勝鷹水神通り商店街」です。
中央商店街を進んでいくと、ちょうど中間地点の右手に入った路地が「ハトヤ新道商店街」です。こちらは食の宝庫です。商店街を形成するお店全てが飲食店で定食、中華、カレーからバーまでジャンルも様々なお店が並んでいます。
中央商店街を「ハトヤ新道商店街」から少し西へ進むと、「蜂楽饅頭」という看板が目に飛び込んできます。そのお店の横に入ったところが「はとや通り商店街」です。毎日、蜂楽饅頭を求めてお客さんが列作っている通りには、こちらも多様な飲食店が立ち並んでいます。
中央商店街に入りスグ左手に「宇佐美商店」という乾物屋さんがあり、その横の通りを入っていくと「西新名店街」です。ちょうど「勝鷹水神通り商店街」の対面にあります。こちらに、青果店や魚屋などのTHE 商店街という昔ながらのお店が並んでいます。道幅も狭しと両サイドから出てくる商品と店主の活気で賑わっています。
西新名店街を抜けて突き当たる道路の向こう側にある、韓国料理店の「あぷろ」などが入った建物が「B-dish」です。「ここも商店街なの?」と思われるかもしれませんが、立派の商店街の一員です。「美食街」というだけあって、多国籍で色々なジャンルの料理のお店があります。
ここ中西商店街は昔の町名がそのまま商店街の名前になっているところです。昭和28年に誕生しました。
ここがこの通りの中でも昔からのお店が数多く残っていて、商店街の中で一番長く店舗数も多く、若者や女性に人気のお店が多いのも特徴です。
■中西 ■西新 ■全体
■西新公園内どんと焼き行事(1月中旬) 紅葉八幡宮初詣(大門松) |
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■杉山稲荷神社初午祭り(商売繁盛・家内安全祈願) 紅葉八幡宮節分祭(開運豆まき) |
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■勝鷹必勝祈願祭 ■西新公民館文化祭(3月中旬) |
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■博多どんたく西新舞台(3・4日) | |
■西新校区夏祭り ■宮地獄神社夏祭り(子供神輿) 紅葉八幡宮夏祭り(10、11日) |
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■西新勝鷹ゆめまつり | |
■西新せいもん払い ■西南学院大学・大学祭 |
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■ホークス選手パレード ■西新商店街歳末セール 紅葉八幡宮紅葉まつり |
※変更の場合もございます。